こんにちは…
元漫画家・ペンスールです!
漫画家としての自己紹介、
『漫画家人生特化型の自己紹介』はすでにさせていただいていますが、
それ以外のパーソナルな部分ってあまり語ってこなかったな、と。
(『漫画家人生特化型の自己紹介』はこちらから!)
そう思い、もう少し自分のことを掘り下げてみた所、
「これはお伝えしておきたい!」
ということが出てきたので今回はその辺りをお話ししていこうと思います。
さて私事ではありますが、実は子供の頃ピアノを習っていました。
習い事としてのピアノは確か小6で辞めてしまったのですが、
そのあとキーボードをはじめたりエレキギター、アコースティックギター…
あとベースもやってみたりと様々な楽器をやってきました。
そして、バンドをやったり、作曲してコンペに応募してみたりも。
実は絵を描いてきた期間と同じくらい音楽にも触れてきたということになります。
今でも、たまーにライブに出たりと結構音楽は身近にあるんですよね。
というわけで、今回は“音楽”を例に上げながら
『実力がなくても、実績がなくても、勝つための武器を授けます!!』
と題したお話をしていこうと思います。
音楽における実力とは…?
音楽における実力。
それは言わずもがな、歌唱力・演奏技術です。
もちろん作詞や作曲も実力と言えますが、コレは好みの問題もありますよね。
数値化するのが非常に難しい。
ことクラシック音楽で見れば、評価の基準は『演奏技術』の比重が非常に大きいと言えます。
いかに譜面通り、作曲者の意図を汲んだ演奏ができるか。
ピッチ(音程)が外れたり、
ミスタッチがあろうものなら
評価すらしてもらえない。
そんな世界です。
現代音楽・ポップスはそこまで厳しい観点で音楽を判断してはいませんが、当然 演奏技術による優劣は存在しています。
バンドで言えば…
✔上手いバンド
✔下手なバンド
は確実に存在しているということですね。
実力がなくても売れる音楽
「いやいやプロなんだから皆うまいんだろ?」
と思われる方も多いかもしれません。
いやいやそんなことはないんですね。
売れている・めちゃくちゃ人気はあるのに演奏力のないプロのバンドなんてたくさん存在しています。
今回は敢えて実名を出してしまいましょう。
演奏力のみで言えば「プロレベル」ではない2つのバンド
それは…
『Mr.Children』
と
『BUMP OF CHIKEN』
です。
非常に言いにくいのですが…
ミスチルとBUMP OF CHIKENにはネガティブな共通点があります。
それは…
✔演奏技術が拙いということ
特に…
✔ドラムがお世辞にも「上手い!」とは言えないこと
なんです。
どれくらい「上手くない」のか?
✔アマチュアの高校生よりも上手くありません
高校生でも彼らより上手いバンドは存在しているということですね。
実際に私の高校にもいました。
高校生なのにプロレベルの演奏をするギタリスト。
(お父様がプロのヴァイオリニストという ちょっとしたチート設定のやつでしたが…w)
演奏力=ファン化ではない
しかし、私も含め彼らには多くのファンが存在しています。
批判しているように映るかも知れませんが、この2つのバンド、私は大好きです。
ミスチルは今でも聴きますし、「今も変わらず良い曲を出し続けている」と心から思っています。
バンプは昔、ギターでコピーもしていました。
✔『天体観測』
✔『車輪の唄』
✔『スノースマイル』
いやー…懐かしいですね。笑
私も含め、ファンはなぜ彼らの音楽を好きになり、聴き続けるのでしょうか?
ファンが彼らに求めるもの
それは彼らの持っているストーリーに共感するからに他なりません。
✔歌詞のストーリー
✔バンドの軌跡のストーリー
✔メンバー間のストーリー
それらに“自らのストーリー”を重ね合わせることで共感しているということ。
彼らのストーリーは彼らしか持ち得ません。
実力がなくても、実績がなくても、関係ないんです。
『唯一無二の代替されないもの』と言えます。
(代替されてしまう商品については下記にてお話ししています。ご興味ありましたら、併せてご覧ください)
だから彼らは“音楽”というライバルで溢れている市場でも勝ち続けることが出来ているわけですね。
ちょっと余談を…
余談ではありますが、最近のバンドって上手い方々ばかり…。
上手いことが当たり前なので、ストーリーの重要性も昔よりも必要になってきている気がします。
つまり、かなりハイレベルな競い合いが行われているということ。
それなのに音楽が売れない時代に…。
これはなかなか不遇ですよね。
(ビジネスの視点で見ればこれは由々しき事態と言えます。)
さらにもう一曲、例を上げてみましょう
バンドの例はお分かりいただけたかと思いますが、折角なのでもう一例。
今度は『楽曲』を例に挙げてみましょう。
私も大好きな曲ではありますが、
楽曲のクオリティとしては非常に低いものの
リスナーの圧倒的な支持を得た曲
を1つ上げさせていただきます。
それは…
欅坂46:サイレントマジョリティー
です。
なぜ?どこがクオリティが低いの?
まずアイドルというだけで歌唱力は当然落ちるわけですが、こちらの曲はデビュー曲ということもあり、歌唱パートのクオリティはかなりの低レベルです。
そして、オケ(演奏トラック)もかなりの低予算で作られたということが分かります。
この理由もシンプルなもので、“当たる”かどうか分からないデビュー曲に予算をつぎ込むことはギャンブルでしかないから。
どんなアイドルも基本的にデビュー曲は低予算のロークオリティになってしまう運命にあります。
なぜ売れたの?
ではなぜ、そんな曲があそこまでヒットしたのか?
というかまず、サイレントマジョリティーがどれくらいヒットしたかをお伝えしなければいけませんね。
✔初週売上26万1580枚(当時の女性アーティストにおけるデビューシングルの記録更新)
✔MVのYouTube再生回数1.6億再生突破
…分かりやすい数字を上げると、このあたりでしょうか。
繰り返しにはなりますが、歌唱・演奏という側面から見れば『サイレントマジョリティー』はクオリティが高いとは言えない代物です。
しかし、多くのリスナーの心を動かしました。
なぜなのか?
それは…
✔ストーリーが秀逸だから
です。
従来であれば…
✔笑顔で可愛らしく明るい曲を歌い上げる
…これがアイドルの王道でありセオリーです。
しかし、欅坂46のサイレントマジョリティーは…
✔無表情で現代の社会・大人たちを痛烈に批判
しました。
「君は君らしく生きていく自由があるんだ 大人たちに支配されるな」
「夢を見ることは時には孤独にもなるよ 誰もいない道を進むんだ」
「Yesでいいのか?サイレントマジョリティー」
10代のアイドルがこう歌い上げることで、
悩みや迷いを抱えている同世代の子たちに深く刺さったということです。
人の心を動かすのに“ストーリー”ほど重要なものはない
いかがでしたでしょうか?
音楽を例に上げて“ストーリー”の重要性についてお話しさせていただきました。
当然、この『ストーリーの重要性』は情報発信・コンテンビジネスでも当てはまります。
まだ知識が少なくても、技術的に下手でも全く問題ないということ。
まずは あなたのストーリーを語り、それに共感してもらいましょう。
✔あなたにしか語れないストーリーが必ずあります。
あとは それをいかに魅力的にみせるか。
ココさえ出来れば良いわけです。
私のコンサル生はもちろんですが、
最近では様々な方の『ストーリー』に触れることが増えてきました。
(こちらは情報発信者の大先輩でもある『松本こうき』さんの漫画LP制作の一幕。一緒に漫画の話をしていて、そこから有難いオファーをいただけました!)
(久しぶりにキャラ表も作ってみたり…懐かしい感覚でした。笑)
残念ながら現在の私は長時間の作画作業はできないので、承ったのは『ネーム』と呼ばれる「ストーリー構成」と「コマ割り」の作業だけになります。
しかし、漫画においてはこの作業が非常に重要なんですね。
なぜなら漫画において“ファン作りに最も必要”とされているのが「ストーリー構成」だから。
ここを蔑ろにしてしまっては個人で勝ち続けることはできません。
やはり松本さんもそこを非常に重要視されていました。
さいごに
さていかがでしたでしょうか?
私には今のあなたの現在地は分かりませんが…
✔もしすでに何かしらの実績を持っている
のであれば、そこにストーリーを付け加えることで何倍も価値を上げることが可能です。
言葉を選ばずに言ってしまえば、ストーリーを付け加えることで…
✔今の売り上げを何倍にもできる
ということ。
是非ともあなたのストーリーも一度棚卸ししてみてください。
その武器は必ずあなたを助けてくれるはずです。
それでは今回はこの辺で!
また各プラットフォームでお会いしましょう👋
(⇓よければ、こちらの記事にも目を通してみてください。より理解が深まるかと思います⇓)