元漫画家が
“お絵描きクリエイター”
になる方法について
お話しします。

 

こんにちは…

 

 

元漫画家・ペンスールです!

今回のお題は…

✔“お絵描きクリエイター”になる方法について

最近よく目にするな
と思ったんですよね。

お絵描きクリエイター

とか

お絵描きフリーランス

とか。

早速 結論から言ってしまうと

“そういう情報”をネットで
探してしまっている時点で
成功することはかなり厳しい

と思います。

私がなぜ
こんな突き放したような
言い方をするのか。

少し語気強めの文章にはなりますが、
興味がありましたらもう少し
お付き合いください。

彼らは稼げていない

まず第一に
こういう情報発信を
している人自体が
全く稼いでいない。

という現実があります。

稼いでいる体で
“お絵描きで稼げますよー”
とあおっているだけです。

その人の絵、
発信している内容、
これらを見れば一発で分かります。

全く絵で稼いでいない
なんてことは。

それなのに…

「あなたも私についてくれば稼げますよ♪」

と夢を見せてくる。

絵をこういう形で利用されるのって
私は許せないんですよね。

さすがに あまりにも悪質だな
と思ったので今回は筆を執りました。

絵で稼ぐために必要な事

なぜ私が
“絵描きで食べていく方法”を
情報発信していないのか。

残念ながら
これが答えなんですよ。

✔絵でプロのになるための方法論

語ろうと思えば
いくらでも語れます。

しかし、
それを再現性の高い形に
パッケージ化することはできません。

絵描きに最も必要なことは…

✔死ぬほど絵に人生を賭けられること

だからです。

コレが全てです。

テクニックとか
ノウハウとか
成功法則とか…。

そんなものは二の次でOK。

死ぬほど絵に人生を賭けられる
という断固たる決意がなければ
基本的には絵で食べていくことは
できません。

身も蓋もない言い方をしてしまえば
“そういう世界”なんですよ。

✔絵を描けるだけで幸せ…

そういうラスボス級のライバルの巣窟が
私のいた世界です。

実際の人物を例に挙げてみましょう

小畑健さん

ご存知ですか?

ヒカルの碁、

デスノート、

バクマン。

プラチナエンド

連載4作品連続で
アニメ化させた日本でもトップクラスの
漫画家さんです。

私が大・大・大尊敬している
漫画家さんの1人でもあります。

そして彼は正に

✔絵を描けるだけで幸せ…

を体現しているかたでもあるんです。

あ、そうそう。

めちゃくちゃ余談になるのですが…

 

 

私のこのアイコンについて

デスノートの『夜神月』に似ている

というお言葉を多数いただいてきました。

はい、狙ってライトに似せました。笑

小畑健さんに対するリスペクト
として受け取っていただけたら
幸いです。

漫画家業界の裏側

ここで少し
業界の話をさせていただきますね。

週刊少年ジャンプには
“専属料”というものがあります。

『〇〇先生の作品が読めるのは週刊少年ジャンプだけ!』

見たことありませんか?

こんなアオリがある理由がこれにあたります。

集英社と
“週刊少年ジャンプでしか執筆しません”
という制約を結ぶ。

するとジャンプから“専属料”として
原稿料の他にも毎月 収入を
得られるようになるということです。

ベテラン
また週刊少年ジャンプへの
貢献度が高いほど
もらえる額は大きくなるとのこと。

小畑健と専属料

さて すでにお気づきの方も
いるかもしれませんが、
小畑さんは この専属料を
受け取っていません。

だから我々のような一般人が
小畑さんにイラストを依頼することも
“100%不可能ではない”とも言えます。

(さすがに そんな無礼者はいないとは思いますが。笑)

「専属料なんていらないから
自由に絵の仕事がしたい」

これが小畑健さんの答えなんです。

彼はジャンプで連載をしながら
他の絵の仕事も請け負っていたんですね。

✔雑誌の表紙

✔小説の表紙

✔ゲームや他の作品のキャラクターデザイン

その他にもいくつもあります。

週刊連載をしながら
他の絵の仕事も請け負う。

休む時間もないことでしょう。

『小畑さん以外の漫画家は専属料もらうことを選ぶんだなー』

と思われた方もいるかも
いるかもしれませんね。

しかし普通の漫画家は
“週刊連載をしながら他の仕事をする”
なんて芸当できません。

連載作品をこなすだけで
一週間の全てをもっていかれます。

小畑さんが凄すぎるだけです。

(小畑さんが“作画”のみを担当しているから、という理由もありますが)

小畑健さんの推定専属料

では
“具体的にいくらなの?”
という話ですが
私も正確な数字は分かりません。

しかし他の出版社の方から
聞いた話では…

『小畑さんクラスであれば100万円近くもらえてもおかしくはない』

とのことでした。

年間1200万円の収入よりも
自分の“好き”を優先する。

それが小畑健という漫画家の
絵に対するスタンスなんですね。

※現在、小畑さんは“週刊少年ジャンプ”では連載されていないので、少々状況は違う。ということをここで補足させていただきます。

さて、ここであなたに質問です。

今これを読んでくれている
あなたに質問です。

✔あなたは こんな強敵に挑んでいく覚悟はありますか?

そして、

✔あなたは どれくらい その物事が“好き”なのでしょうか?

どうでしょう。

自分の好きなことで
食べていくことを諦めろ
と言いたいわけではありません。

しかし、
“ライバルリサーチ”
は重要です。

“絵を描いて食べていく”

“好きなことで生きていく”

という漠然とした目標では
こんな強敵とも競合する羽目になる。

この現実は押さえておくべきと言えます。

さいごに

ここまで私の話に
お付き合いいただき
ありがとうございます。

「胸糞悪いわ!」

「お前ごときにそんなこと言われたくねーんだよ!!」

「否定されようが絶対に好きな事を仕事にしてやる!!!」

そう思われた方もいますよね。

そういう方、大好きです。笑

その気持ちを忘れないでいてください。

その気持ちを持ち続けていれば、
成功に近づけるはず。

頑張ってください。

応援しています。

ただ…。

これで終わりにしてしまっては
少々生産性がないですよね。

『なぜ、こんなビジネスが成立しているのか』

なぜ“お絵描きクリエイター”になるための
情報発信をして儲けている輩がいるのか。

これについても考えなければ
いけないわけです。

しかし、
すでに結構な尺のお話を
してきてしまいました。

そして、このまま続けると
さらに膨大な量になってしまいそうです。笑

ということで機会を改めましょう。

また どこかでお話しさせていただくとして、
今回はこの辺で失礼します。

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